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院内広告の使い方で考える4つのこと

クリニックの集患を増やすためには、いろいろな方法があります。

その中でも、広告に力を入れているクリニックは多いはず。インターネットや地域での看板など、多くの人に周知してもらうことが何よりも大切です。

だからこそ、気になるのは「効果は出ているのか?」ということです。どんな広告でもお金がかかります。クリニックの経営者としては、ムダなお金は使いたくはありません。有効な広告にお金を使いたいところです。

今回は、一番有効であり、今すぐ活用ができる院内広告についてご紹介します。

院内広告は、患者様が最も長い時間、院内にいらっしゃる場所です。このスペースを有効に活用するだけでも、広告の効果はあります。

どのように活用することで、欲しい効果が得られるのかをご紹介していきます。

クリニック建築バナー
目次

院内広告とは

院内広告とは、院内の待合室、診察室、処置室等の壁を使用してポスターなど紙媒体の掲示をすることをいいます。

大きく2つに分けることができます。一年を通して掲示されるもの、季節や毎月に合わせて更新が必要なものがあります。

特に待合室においては、患者様の目に止まりやすい場所でもあり、長くお待たせしてしまう時の暇つぶしにもなります。

こうしたメリットはありますが、長い期間同じものを掲示しておくと、色が褪せますし、患者様から見ても当たり前の景色になってしまいますから、定期的に貼り替えて目に止まる工夫も必要です。

また、クリニックに関する情報や医師免許等、院内にて掲示が義務付けられているものもありますが、今回は情報やお知らせなどを中心とした院内広告の活用にポイントを当てていきます。

よく見られる院内広告

ここでは、最もポピュラーな院内広告で見られるものをご紹介します。

当たり前のことではありますが、大事な情報として欠かせないものです。

クリニックに関する情報

院内掲示として必要なものです。クリニック開設者(医師)の情報(医師免許)、クリニックの詳細など法令によって決められた情報を掲示します。抜き打ちで訪問チェックが在るので、ここはきちんと掲示しておきましょう。

健診・予防接種のお知らせ

主に内科、小児科、耳鼻咽喉科、産科、婦人科となりますが、市町村が行う各種健康診断(健診)のお知らせを掲示します。

健診に関しては、申し込みから実施期間など市町村から掲示用のポスターが配布されます。こちらを活用するのがベストです。

予防接種に関しては自由診療のため、クリニックごとに内容が異なることがあります。

・予約受付期間

・予約方法

・接種に関するルール

多くの患者様から予想される質問については、予め掲示しておくことをオススメします。どこのクリニックでも、問い合わせが多く「言った、言わない」の苦情になりやすいです。

明確に分かりやすい場所に掲示しておきましょ。

病気に関する情報

病気に関する情報は、患者様の目をひきます。何かしらの不安を感じている方がいらっしゃるので、必要な情報は提供できるようにしておくと安心に繋がります。

また、家族の気になる症状、気になっている治療法、予防法を知ってもらうことで、来院数を伸ばすことに一役買うことができます。

待合室は、どんな広告より効果があります

クリニックサポート

インターネット広告、看板、ホームページ、どれも週刊のために必要な広告です。しかし、情報を届けたい人に、きちんと伝えられているのかは疑問が残ります。

待合室の場合、こうした疑問が残らないのは「情報を必要とする人しかいないから」です。クリニックでの診察、検査、処置を希望とする患者様は、間違いなく情報を欲しい人たちです。

・この治療、検査ができるんだ

・健診もお願いしたい

・情報を踏まえて質問したい

今回の来院された理由以外にも、クリニックへ来院するきっかけ作りとなれば、手応えを感じられますし、広告の効果があったといえます。

これを伝えないと売上は伸びない

ここまでの情報は、どこのクリニックでもしている広告事例からの結果です。もちろん、これだけの情報で経営に関する目標が達成できていたら問題はありません。

しかし、他のクリニックと同じことをしていたら、いつか目標がクリアできない時がやってきます。新しいクリニックができる時は、特に要注意です。患者様が流れやすい時です。

そんな時に焦って対策を考えていては遅いですから、日頃から備えておく方をオススメしたいです。

そこで、どんな情報を広告したらいいのかを質問形式でご紹介します。質問と対策を読みながら、ご自身のクリニックに当てはめて考えてみてください。

クリニックのメインとなる治療はなんですか?

患者様は、自分の症状に合わせてクリニックに来院されます。

内科は風邪や胃の調子が悪い時、整形外科は足や手に痛みを感じる時、小児科は子供に発熱や倦怠感がみられる時、耳鼻咽喉科は花粉症や耳鳴りやめまいがある時と、診療科からイメージできるクリニックを選んでいます。

つまり、クリニックができる治療内容を、詳しくは知らない可能性が高いのです。

院内では、治療方法、検査などを分かりやすく説明を交えた広告を出してください。

例えば、内科の場合です。

・漢方外来がある

・内視鏡の検査ができる

整形外科の場合

・CTまたはMRIの検査ができる

・リハビリ設備がある

このように、クリニックが力を入れていることを知ってもらう広告を出してください。

具体的にどんな治療ですか?

次に必要になるのは、治療方法や検査を具体的に紹介することです。

ただ「やっています!できます!」と掲示するだけでは興味を持たれることもありません。せっかく目に止まったのですから、次は興味を引いて知ってもらうことが必要なのです。

・何をする検査なのか

・外来はいつやっているのか(先生は誰なのか)

興味を持った患者様の「それは何?」という疑問の答えとなるような内容を添えてください。

治療に関する不安を解消する方法はありますか?

治療や検査に関することがわかってくると、次に自分(もしくは家族や友人)に当てはめて考えるようになります。

治療や検査に対して、多くの患者様は「辛い」「お金がかかる」など不安に思っています。

・治療は一回で終わるのか

・痛みの有無

・先生の紹介

不安に思うことは、至ってシンプルです。「こんなこと知りたいの?」と思うことを分かりやすく書いてください。

治療を受けたら治りますか?

これが一番知りたいことです。患者様は病気が治ることを望んでいます。治療することで治るのか、検査をすれば治る治療方法が見つかるのかを期待しています。

しかし、クリニックが力を入れている治療方法や検査であっても、100%治るという保証はありませんし、場合によっては転院が必要となるケースがあります。あまり不安を煽るようなことはしたくありませんが、偽りの情報と思われる表現にならないように注意してください。

表現が難しいなと思う時には、治療、検査の実績を掲示しましょう。

・治療、検査をした人数

・その後の経過割合

・患者様の声(許可をとること)

守秘義務に触れない範囲で、クリニックの実績を伝えることは患者様の安心に繋がります。こちらは効果が期待できます。

院内掲示の結果はここで分かる

パース

ここまでご紹介したことを広告してから、結果が出るまでには少し時間がかかる場合もありますが、早ければ一週間ぐらいで患者様から問い合わせがあるはずです。

診察室にて患者様より聞かれる

待合室で見た広告に対して、医師に直接聞くことが増えるはずです。自分に該当することなのか、まずは患者様の話を聞いてください。その上で、治療や検査の説明をしてあげてください。治療方針を決めるのはもちろん医師ですが、治療や検査が勧めやすくなるので、診察室での質問には丁寧に対応してください。

口コミで問い合わせが増える

院内で広告を見た患者様が、実際に必要とする人に伝えて下さると電話やメールでの問い合わせが増えます。

これは、治療や検査をやっているだけでは得られない結果です。具体的な説明と不安解消、実績を伝えているから得られる結果です。

こちらも丁寧な対応から、一度受診してもらえるように説明をしてください。電話やメールでの対応は、そのままクリニックの印象になるのでスタッフにもきちんと伝えて、対応するように指導してください。

まとめ

院内広告の使い方についてご紹介しました。

無駄な広告費を抑えて、院内で的確な広告を出すことで来院数を増やして、クリニック経営として目標に近づけることができます。

あまり手応えを感じない時には、少し伝え方を変えることも大事です。一度で上手くいくということはないので、失敗したと嘆く必要はありません。

チャレンジする気持ちで掲示していきましょう。

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