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医師会に加入する4つのメリットと5つのデメリット

医師会に加入する4つのメリットと5つのデメリット

開院までの準備も大変ですが、開院後に考えなくてはいけないことも多くあります。

その中の一つで「医師会に加入するのか?」があります。

クリニックを開院して経営者となり、ご自身のクリニックを成長させていくために、地域の繋がりを作っておくことは大きなメリットになります。

しかし、医師会に加入することで、負担に思ってしまうことがあることも事実です。

今回は、医師会への加入を考えている医師の方々に向けて、メリットとデメリットを中心にご紹介していきます。

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目次

開院時に悩むこと

開院時に悩むことは、いくつもあります。

集患のこと、設備や建物に問題はないか、スタッフの配置と人数など、医師としてというよりは「クリニックの経営者」としての悩みが増えていくので、戸惑うことが多いのではないでしょうか?

医師会に加入するべきか?

そんな中で、医師会への加入は考えさせられます。これから歩まれるクリニックの経営者として、医師としての道を経験している医師が集まる場です。

地域での繋がりは作っておきたいのですが、実際には加入していない医師もいらっしゃいます。

結局のところ、加入はご自身の判断になるので、事前に情報収集しておくことも必要のようです。

医師会とは

医師会とは、市町村、都道府県、そして日本といった単位存在するものです。

主な活動としては、住民の健康診断や予防接種に協力したり、介護保険の認定医をしたり、ホームページでは病院、クリニックを紹介しています。

また、医師会によっては医療従事者の育成を行なっており、准看護師学校や正看護師学校を設立しており、人材育成と雇用の場を提供することにも力を入れています。こちらでの講師を依頼されるのも医師会に加入している医師の仕事になります。

医師会に加入するメリット

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実際に医師会に加入することで得られるメリットをご紹介します。

収入源が増える

医師会での活動は無償ではありません。健康診断、予防接種、看護学校での講師など、活動に協力することでクリニックでの診察、治療以外での収入を得ることができます。

広告宣伝になる

健康診断や予防接種の委託先となれば、そのために来院される方が増えるので、診察、治療を希望する患者様を無理なく増やすことができます。

また、健康診断で訪れた方には、クリニックで実施している検査を知ってもらうことができます。胃カメラ、大腸カメラの設備、その取り組みや実績などが分かるように掲示しておくことで目に止まり、不調の時には頼りにしたいと思うようになります。

地域の評価が上がる

新しいできたクリニックへ行くのには、興味がありながらも不安もあるので、なかなか足が運べないのも事実です。

しかし、先述のように健康診断や予防接種で来院するきっかけがあれば、その不安を解消させるチャンスにもなります。

院内の雰囲気はもちろん、医師やスタッフの様子を知ってもらうことができるので「新しいクリニックは、なかなか良かったよ」という口コミで、地域に広がれば評価は少しずつ上がっていきます。

情報収集ができる

勤務医とは違い、欲しい情報や最新の治療のことなど、自分から情報を取りにいかないと知ることができません。

医師会に入ることで、医療に関する情報はもちろん、医師会の講習会に参加して情報入手がたやすくなります。

医師会に加入するデメリット

では、医師会に加入することでのデメリットをご紹介します。

会費が高い

医師会に加入するためには、入会金、年会費が必要となります。

医師会は多く存在するのですが、金額は一定ではありません。地域や団体によって異なるのが現状です。

ですから、参加する目的が果たせるだけの活動や情報収集ができれば、会費が高額であっても価値あるものとなります。

逆に、思うような成果が得られないままに医師会の活動を続けている人にとっては、高い費用を支払っているだけになってしまうので、もったいなく感じます。

業務が増える

健康診断、予防接種など委託先となるので、業務が増えていきます。この他にも医師会が行う休日診療が担当されること、介護認定医となれば診断を行い、書類作成が必要となります。

こうした業務が増えることで、クリニックが休みでも仕事に追われたり、繁忙期と重なることで患者様の待ち時間が長くなってしまうことが考えられます。苦情になることはさけたいところです。

ローカルルールがある

地域や団体によって、ルールが違います。このルールというのは、加入するルールでもあります。

例えば、医師会に加入するために、開院前に医師会の会長に挨拶へ行き、加入の許可が必要となります。このルールを知らずに開院後に訪れると「来るタイミングが違う」とばかりにいわれるケースもあります。

最初の流れを間違えてしまうと、受け入れてもらうために苦労する医師もいるようです。

また、入会金についてもクリニックの院長という肩書きによって、金額が上がるというケースもあるようです。開院のために資金を使うため、改めて金額を用意するのも大変ですから、加入を考え直すこともあります。

医師会に加入する方法は地域と団体によるので、開院する地域が決まった時点で加入方法を事前に確認しておくことをオススメします。

付き合いが増える

医師としての活動だけでなく、医師会での会議や会合への参加があります。そのため、出かけて行く機会も増え、医師同士の付き合いも増えます。

コミュニケーションの問題もありますが、休日返上、場合によってはクリニックを休診させるケースもあります。

また、稀なことではありますが、医師会の医師が選挙に出るということになれば、応援や活動のお手伝いをすることになります。なかなか慣れない活動ですが、こうしたおつきあいも時にはあります。

体調を崩す

常に医師会の活動が大変な訳ではありませんが、繁忙期と重なることで体調は崩しやすくなります。

繁忙期だけでなく、開院したばかりで、いろいろと忙しい時期でも無理してしまうと、同様に体調を崩しやすくなります。

クリニックにとって、医師は欠かせない存在なので、両立できるようなペースで活動に参加してください。

加入する医師は減少している

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実際に、医師会に加入する人数は分かっていませんが、加入する医師が減少しているようです。これも地域によりますが、都心で開業する医師ほど医師会への加入をしない傾向にあり、地方に行くほど医師会に加入する医師が多いようです。

実際に加入した医師会の規模や人数によっては、非常に負担が多くなることがあります。また、クリニックに医師が二人以上いる場合には半ば強制に参加を要求されることがあるようです。

日本では年間6,000ほどのクリニックが開院するといわれています。その全てのクリニックの医師が医師会に加入するわけではありません。ローカルルールのように加入のタイミングを逃すと入れないこともあります。

まとめ

医師会への加入についてメリット・デメリットをご紹介しました。

開院した地域で長くクリニックを続けて行くことを願いながら、開院される医師の方がほとんどだと思います。

そのための努力もされているはずです。

そんな中で医師会への加入というのは、考えさせられます。医師同士の繋がりが組織に属することの苦労もあります。

この先、自分が開業医としての目標達成のために必要であれば、加入は必須となります。

メリット・デメリットを考えてご検討ください。

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