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3つのポイントで上手くいく二人の医師で開業する方法

医師会に加入する4つのメリットと5つのデメリット

クリニック開業と聞けば、一人で開業をする医師の方がほとんどですが、最近では二人、または複数の医師で開業するケースが増えています。

こうした場合、二人でやることのメリットもあればデメリットもあります。また、二人での開業には様々なパターンもあります。

今回は、二人の医師で開業する注意点、メリット・デメリットについてご紹介します。

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目次

二人の医師で開業すること

二人の医師で開業することで、相談相手ができたり、リスクを減らすことができたりと良い面を考える一方で、二人で開業する不安をコンサルタントに相談される方がいます。

経営者になることの不安、二人で開業することの不安、いろんな不安やリスクを抱えながら開業する医師が多いことが伺えます。

また、二人の医師で開業するパターンもいくつかあります。

仲間と開業する

大学や勤務先の同期、同僚、先輩、後輩など、なんらかの関わりがある医師と開業するケースです。

お互いに気心が知れていますし、医師として切磋琢磨をしながら知識も技術もレベルを上げていくことができます。

親子で開業する

親が開業しているクリニックを継承するケースです。

事業継承の場合、最初はご自身の方が雇用される立場で関係性が始まります。引き継ぎ期間があることで経営のノウハウが学べますし、スタッフと信頼関係を築くことができるので、開業するリスクを減らすことができます。

夫婦で開業する

夫婦で医師である場合、お互いに開業を考えているなら一緒に開業する方がメリットは高いです。

同じ目標に向かってクリニック経営をしていくことができるので、夫婦としての絆も深まります。

二人の医師で開業する3つの注意点

様々なパターンがありますが、実際に二人で開業することに不安を感じているのでしょうか?

一番はやはり「お金」が問題となりトラブルに発展するケースがほとんどです。開業してすぐに売上を上げて収益を増やしていくことはできません。しばらくは苦しい時期もあります。こんな時に、相手とどれだけ分かり合えているか、どんな決め事を作っているのか、あらかじめ明確にしておく必要があります。

トラブルを回避するために、トラブル回避のポイントをご紹介します。

文章にして記録する

揉めた時に、トラブルが大きくなる原因は文章として記録を残していないからです。

「あの時に言った、言わない」に始まり、「そんな風に思ってはいない、解釈が違う」と、どんどんエスカレートしていきます。

こうした口喧嘩を防ぐためにも、お互いに話し合い、決まったことを文章として記録していきましょう。文章にすることはアウトプットになるので、お互いに理解が深まります。分かりにくい表現の時は補足をすることで、解釈の間違いを減らすことができます。

決まった書式があるわけではありませんが、契約書のように後で読み返せるように丁寧に書いて、署名をしておくとより良い書面として残すことができます。

代表を決める

二人で開業をするのですが、どちらが代表となり、院長となり、そして経営者となるのか決めておく必要があります。クリニックでは一人院長というのがケースが多いのが、日本の特徴です。

肩書きや書面についての問題など、明確にしておきましょう。あくまでも書面上だけのことで立場は対等なのか、肩書き通り代表である方に決定権があるのか、報酬額も多くなるのか、考えられる問題を解決してください。

利益按分と経費負担を決める

二人で開業することで、初期投資の費用を折半することができます。連帯保証人となれば、銀行から融資を受けることもできます。

収益が得られるようになれば、お互いがどれだけの報酬を受け取ることができるのか、不満が出ないように決めてください。開業時は予めきた報酬を支払うことができないことも考えられるので、雇用なら報酬に関するリスクを理解してもらうことも必要です。

インセンティブ制度を設けるなど、働くやりがいを作るのも開業する醍醐味でもあります。

さらに、経費の負担についても割合を決めておくこと、いずれかの診療科で必要なものに対して、負担をするのかしないのかも決めておきましょう。

二人の医師でクリニック経営をするメリット

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不安はありますが、二人で開業するメリットがあります。

どんなメリットがあるのか、ご紹介します。

1日の患者数が増加する

医師が二人いるわけですから、純粋に対応できる患者様の数を増加させることができます。

診察室を二つ設け、患者様を担当制にすれば待ち時間を減らすことができます。

医師が二人いるというのはクリニックとして強みになります。

例えば、一人で開業した場合、学会への出席や、医師会の活動で休診にしなくてはいけません。こうした場合、二人いればどちらか一人が休診となっても、もう一人の医師が外来にて診察をすることができるので、クリニックを休診にする必要がありません。

診療日・時間が増やせる

日曜や夜間でも通常診療をするクリニックがあります。共働きや遅くまで働く人が増加している現代において、いち早く患者様を集患することを目的にしています。

今後、需要が伸びるようであれば、クリニックは必然的に二人、二人以上の医師が必要となります。

将来的なことを考えて試験的に診療日や時間を増やして、お二人のクリニックにとって最適な診療日・時間を知ることもできます。

複数の診療科を標榜できる

生活習慣病や合併症など、いくつかの病気を抱えている患者様もいます。その都度、別々のクリニックに受診する必要がありますが、二人の医師が別々の診療科の医師であれば、患者様は一度の来院で診察と治療を終えることができます。

例えば、糖尿病の合併症で眼科受診必要となる患者様は多くいらっしゃいます。内科と眼科の医師二人で開業すれば、患者様にもメリットが高いので新規の患者様を獲得することもできます。

他にも、内科と整形外科、内科と歯科という組み合わせも患者様にとっては通いやすいクリニックになることは間違いありません。

一度の来院で複数の診療科受診ができるのは病院でしかありません。長い待ち時間で1日仕事の患者様も少なくありません。地域に一つ、こうしたクリニックがあることは、地域への貢献度も高くなります。

4.二人の医師でクリニックを経営するデメリット

では、二人の医師で開業するデメリットをご紹介します。

人件費の問題

医師の報酬は、他のスタッフの給料よりも高額になります。そんな医師が二人いるわけですから、人件費の負担は大きくなります。

開業直後の場合はこの負担が大きいので、開業する際にはきちんと話し合っておく必要があります。

不安定な患者数

開業時はもちろん、患者様の来院が見込めないことがあります。また、新型コロナウイルスの流行によって、思うような診察や治療ができないケースも今後増えていくことが考えられます。

こうした不安定な状況を、経営者としてどう乗り越えていくのか、資金面や衛生面など対応が必要です。

まとめ

パース

二人の医師で開業するメリット、デメリット、注意点をご紹介しました。

医師が二人いることで、やはり問題となるのは「お金」のようです。充実した仕事でも慌ただしく休みが取れなかったり、思うような収益があげられないと不満がたまります。こうした時に目がいくのは自分の報酬です。

お互いにクリニックのために貢献しているのですから、苦しい時をなんとか乗り越えられるように、揉め事を事前に防ぐ意味を含めて、書面にきちんと残しておきましょう。

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