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忘れないクリニック名にする3つのポイント

開業時に悩むことの一つに「クリニック名」があります。

地域に馴染み、いろんな人たちに知ってほしい、そのためには知名度を上げていくことが必要になります。

ライバルのクリニックが多い中で、勝ち残っていくためにはどんなクリニック名にするべきか?また、患者様に覚えてもらうために、どんな所に拘るべきなのか?

そして、インターネットが普及している世の中で、何も考えなしでクリニック名を決めていてはもったいないのです。

今回は、最近のクリニック名の特徴、覚えてもらえるクリニック名のポイント、そしてインターネットで見つけてもらう方法についてご紹介します。

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目次

クリニック名にルールはあるの?

開業を考える医師の方なら、一度は「どんなクリニック名にしようかな?」と妄想してみたことがあるのではないでしょうか?

多くの医師の方は、ご自身の苗字(中にはフルネーム)をクリニック名に加えるパターンがほとんどです。

ご自身の名前が入るだけでクリニックに愛着が湧きますから、長く続けていきたいと頑張れるモチベーションにも繋がります。

そこで一つ問題になるのは「法律で決められたルールはないか?」ということです。

ルール違反となればペナルティが考えられますし、看板など表記を一から作り直さなくてはいけません。

そんなことにならないように、クリニック名についてのルールを把握しておきましょう。

クリニックと医院は同じ「診療所」

ご存知の通り、患者様を診察して治療をする場所は「医療機関」です。これはざっくりとしており、実際には医師の数、敷地、施設基準(設備や治療などによって複数あり)などによって「病院・診療所」と二つに分けることができます。

最近では「◯◯診療所」という表記は減っていますが、クリニック・医院ともに「診療所」となります。

診療所・クリニック・医院に違いはありません。クリニックを開業する時にご自身で考えて、決めることができます。

ルール違反となるクリニック名

医療機関に関する法律は「医療法」に定められています。

実際に、クリニック名に関するルールなどは特に設けられていません。

ただし、ルール違反を挙げるとしたら「◯◯病院」をクリニック名にしてはいけないということです。

先にも伝えたように、医師の数、施設でできる治療などによって病院と診療所に分けられるのですから、患者様の混乱を招く原因となってしまいます。

緊急時の対応となれば、行政にも迷惑をかけてしまいます。

現時点では無理でも、将来、事業を拡大して規模が大きくなれば「病院」へと名称変更することはできます。

2022年クリニック名の特徴

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基本的には、ご自身の苗字を入れるクリニック名が多いです。しかし、最近ではクリニック名にも変化が出てきました。

ここ数年から2022年にかけてみられるクリニック名の特徴を確認していきます。

ひらがなが表記増えた

苗字と聞けば「漢字」で表記されますが、最近ではひらがなで表記されるクリニック名が増えてきました。

これは、多く存在する苗字の場合、ライバル名前が被ることを防ぐ効果があったり、馴染みすぎてしまい、その他大勢扱いされてしまうことを避けるためでもあります。

さらには「漢字表記が当たり前」という思い込みがあると、ひらがな表記に違和感を感じるため「なんだろう?」と目に止まるという効果も期待できます。

来院を知られたくない診療科は◯◯にしてる

診療科によっては、開業することに抵抗を感じる、または集患が難しいと言われる診療科もあります。

例えば、精神科です。ここ数年で診察を希望する人は激増しています。しかし、精神科を受診することはイメージとしては悪く、社会に馴染めない人として疎外されやすくなります。

必要とする人はいるのに、開業してクリニックに入っていく姿を見られたくないと、受診することをためらう人が多いのです。

そこで増えているのは、精神科と表記しないクリニック名です。

・こころのクリニック

・ストレスケアクリニック

・メンタルクリニック

これまで心療内科を標榜することで受診する抵抗を減らしていたクリニックもあるかと思います。上記のように表現を柔らかく、分かりやすくすることで、必要な人に気づいてもらい受診してもらえるように工夫しています。

クリニックらしくないクリニック名

診療科をイメージできる表記をクリニック名にするのとは違い、全く関係ない表記を加えるクリニック名も増えています。

・あおぞら

・ひだまり

・すこやか

このような癒し、元気になる言葉を加えることで、クリニックを受診することで病気が治り、元気になれることを印象つけることができます。

診療科を標榜しているので、クリニック名にあえて診療科を入れないというのもアピールの一つになります。

覚えられるクリニック名にする3つのポイント

クリニック名の特徴が分かったところで、どんなクリニック名であれば、患者様に覚えてもらうことができるのかポイントをご紹介します。

難しい漢字はひらがな

難しい漢字の表記はやめましょう。ひらがなのように目には止まりますが、読めませんから覚えてもらうことができません。

ご自身が苗字で苦労されたことがあるのなら、苗字はひらがなにしましょう。

できる治療を加える

どんなクリニックなのか、どんな治療をしてくれるのか、一目で分かります。

最近では、胃カメラ、スポーツ、腰椎などできることをストレートに表記しているクリニックが増えています。

患者様から見ても、痛みや症状の緩和が期待できるので、受診しやすくなります。

来院のハードルを下げる工夫

受診に抵抗を感じる人たちのハードルを、クリニック名で下げてる工夫をしてください。

比較的、受診をためらうのは精神科、婦人科(不妊治療)、形成外科(美容系)などです。直接的な表現を避けましょう。柔らかい表現となるクリニック名にしてください。

インターネット検索を視野に入れる

パース

クリニック名には覚えてもらうことと、もう一つ目的があります。

それは、インターネットでの検索です。

広く多くの人におぼえてもらうこともできます。

検索ランキング上位のメリット

クリニック名を覚えてもらうまでは、インターネットで表示される回数を増やすことも必要です。そのために、検索の上位ランキングを狙う必要があります。

検索上位ランキングとは、Googleなどで調べた時に1ページ目に表示される10位のことをいいます。

なぜ、1ページ目にこだわるのか?実は、ほとんどの人は、2ページ目まで見る人はほとんどいません。だから1ページ目に表示されるのが大事なのです。

地域の人に見つけてもらえる

検索するキーワードを考えます。

「地域名+診療科」で検索上位にランキングすることができると、集患は大きく変わってきます。

地域の人に見つけてもらえるように、インターネットでの戦略を立ててください。

予約システムも見つけやすくなる

最近では、多くのクリニックでネットでできる予約システムを利用しています。来院された患者様、ホームページで見つけてくださった方には、すんなりと予約をすることができてとても便利です。

しかし、初診でも予約できるとしても見つけてもらわないことには、その価値は半減してしまいます。

そのために検索上位にランキングすることと、多くの患者様に利用していただき「良質なサイト」としてGoogleに認めてもらいましょう。

そうすることで、人の目に止まりやすくなります。

まとめ

クリニック名についてご紹介しました。

なんとなくクリニックがあることは分かる、でもクリニック名が思い出せないという患者様は多いはずです。

地域と診療科など覚えてもらうポイントを活かしながら、人の記憶はもちろん、インターネットでも見つけやすくなるように努力していきましょう。 

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