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医院の生き残りをかけて経営の4つの悩みを解消する方法

医院の生き残りをかけて経営の4つの悩みを解消する

新型コロナウイルスの流行によって、医療崩壊といわれるようになります。指定病院となり治療にあたる大規模病院ばかりが取り上げられますが、状況は違えどクリニックでも日々の診療を続けるために、感染予防対策を取りながら慢性疾患、急性疾患のどちらの患者様に対しても診察を行なっています。

 国が医療機関に対してやっていることといえば、赤字を少しでも解消できるように診療報酬点数への加算を見直しています。しかし、こちらが対象となるのは大規模病院がほとんどで、クリニックに対応した点数加算は伝わってきません。

 こうなると、自力での生き残りが必須となります。そのために何をするべきか?やれることはほとんど実践されている状況ではありますが、ここでもう一度、経営で悩みとされることを解消できるポイントや方法をご紹介します。

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目次

クリニック経営の4つの悩みと解消方法

クリニック経営でよく耳にする悩みについて確認しておきましょう。
ご自身のクリニックでは同じような問題はないか?もしくはいくつ該当するのか?こんな風に経営するクリニックをイメージしながら読んでみてください。

来院数に波がある・残業を減らしたい

 大規模な病院のように予約が当たり前の医療機関とは違い、クリニックでは患者様が来院される日、時間帯に大きな波があります。そのため、忙しいのに、スタッフが足りない、逆に患者様がいないのにスタッフが余っているという状況が生まれてしまいます。

 クリニックは、午前・午後の診療時間とあり1日が長く感じます。途中の休憩時間がありますが、スタッフの中にはクリニックに残る人もいるので、拘束されているように思いがちです。可能な限り、診療時間で終わって早く帰りたいというのが本音です。

 また、同様に残業時間が減らないのは、時間通りに診察が終わらないことが挙げられます。終了時間間際に駆け込んでくる患者様も少なくありません。

 国が法令として「働き方改革」を進めているため、週の残業時間の上限が決められ、有給取得が義務付けられています。医師と同じようにクリニックスタッフも守られていないのが現状です。

約制を導入して来院数を均一にする

 一緒に聞くと、「この悩みは別々の問題では?」と思われがちですが、来院数を均一にすることでスタッフの残業時間を減らすことができます。

 現在は、新型コロナウイルスのため、来院数を調整するために予約制にしているクリニックがほとんどです。今回のことで予約制にしてみてどんな結果が現れていますか?
 大まかな予約制にしているだけでも、患者様が一定の時間に集中することや待たせることは、以前より減らすことができているのではないでしょうか?

 予約制にするメリットは、1日を通して患者様の来院を均一にすることができること、来院される患者様の人数を予測することができることです。繁忙期で忙しい内科や耳鼻咽喉科を除いては、以前より診察がスムーズに行えているはずです。

 安定した人数が確保でき、時間帯別に来院数が把握できていたら、スタッフの働き方を変えることができます。
 例えば、終了間際の予約数を減らすことで時間給で働くパートさんたちを時間通りに終わらせることができます。また、1日の来院数が均一なので正社員を早出・遅出のシフト制にして拘束時間を減らすことができます。
 さらには、予め予約数を確認して有給取得に努めてもらうこともできます。医師であるご自身も時間通りに診療が終われば、家族との時間や勉強をする時間を持つことができます。

 しかし、現状の診療報酬制度では完全な予約制では収益が見込めないので、非予約患者様を受け入れる枠も設けてください。それに合わせてスタッフの人数も決めてください。

来院数と検査数を増やしたい

 クリニックの収益を支えるこの2つについては、常に多い方が望ましいです。医師の腕の良さはもちろんですが、それを知ってもらい来院数と検査数を増やしたいところです。


 地域性にもよりますが、地方へ行くほどに「〇〇さんも行ってるから」「〇〇さんが良かっていうから」など、近所や知人の口コミを頼りにクリニック選びをしています。そして、駐車場に車が停まっているかなど人が来ているのかなど、怖いぐらいに見られています。

実績の見える化をする

 実績を見せるというのは、患者様の症状の改善や検査の実績数のことをいいます。
 いま、クリニック探しは先ほどのようなアナログな口コミ以外にも、ネットでの口コミを重視するケースがほとんどです。ですから、クリニックのメインとなる疾患や検査の実績の見える化をするのです。

 例えば、内科で代表的な慢性疾患の「糖尿病」です。クリニックに通ってもらうことで、食事の管理ができるようになった人の割合、採血の「ヘモグロビンA1c 」の数値が改善した人の割合などを見せていきましょう。
 他にも検査であれば、年間の実施回数と治療の取り組みなどを見せていきましょう。

 これらは、ホームページや院内の掲示などで患者様の目に触れるようにしてください。見てくださった患者様から人へと伝わっていき、数字として結果に繋がります。

人間関係・人手不足

 クリニックは、スタッフのほとんどが女性です。女性が二人、三人いれば誰かの悪口や愚痴を言うといわれます。そんな職場ばかりではありませんが、日々の業務をスムーズに行うためには、人間関係が良好でなければ上手くできません。

 また、人手不足のクリニックも少なくありません。特に、看護師さんの確保は難しいといわれるので、優秀な人材確保に頭を悩ませている医師もいらっしゃいます。

 クリニックを長く維持して行くために、収益を上げ経営を安定させる必要もありますが、長く勤めてくれるスタッフを確保し、今後の人材育成を任せられるようになるのが、理想的だと考えます。

話を聞く、時には解雇する

 人情もありますが、使えないスタッフ、人をいじめるスタッフというようなスタッフを、長く雇用をしていませんか?医師には従順でもスタッフの間ではトラブルメーカーという人もいます。

 まずは、スタッフと同じ目線になってクリニック内の様子を見てください。ある程度の把握ができたら、スタッフと話す時間を持ってください。雇用形態から、働きやすさなど聞いてください。そしてクリニックの理念に沿った働き方ができるスタッフのみを残していきましょう。できないというスタッフには解雇も必要だと考えましょう。長く経営をするための新しい一歩です。

 雇用や給料面の交渉もあるかもしれません。その時には正当な判断ができるように、顧問会計士や税理士に同席してもらうこともオススメです。

診療報酬請求が妥当か

 保険医療点数においては、二年に一度改正があります。また、細かな部分でイレギュラーに算定が可能になる点数があります。クリニックの収益は窓口での3割分、国からの7割で成り立っています。7割を占める診療報酬請求を少しでも増やすことを考える必要があります。

 実は算定できていたという場合なら、遡って算定をして収益を増やすことに繋がりますが、逆の場合には減点となるため大きく減収となります。これは一番避けたいことです。

診療報酬の見直し

 まずは、改正のタイミング必ず確認することです。これまで通りの診察や治療で算定できるのか、何をしたら加算に繋がるのかなど、細かく確認をしてください。必要であれば担当する団体に問い合わせてください。

 また、新型コロナウイルスのようなイレギュラーなことで急遽算定ができるようになったケースもあります。大規模な病院だけと思わずに確認をしてください。

 診察や治療だけでなく、ご自身のクリニックの施設基準によっても算定可能なケースがあります。細かくチェックしてください。

患者様に協力を求める

 これだけの悩みを解決するためには、医師一人だけではとても無理です。スタッフや影で支えてくれる会計士や税理士、家族の力も必要となります。そして何より、患者様に協力を求める場面が出てきます。

 治療効果や改善したこと、検査の感想などをアンケートという形で記入してもらい、実績として繁栄することができます。スタッフ間だけでなく、患者様との関係性も良好であるように日々、努めてくださいね。

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