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医師のパートナーとの関わり方について考えたい4つのこと

医師のパートナーとの関わり方について考えたい4つのこと

開業時に考えることは多くあります。そんな時に頼りになるのは家族であり、自身のパートナーである妻・夫ではないでしょうか?

一人で決められず悩んでいる時にアドバイスをくれたり、意見を求めることができるのはとても心強いですね。

今回は、クリニックにおけるパートナーとの関わり方、ポジション、スタッフとの関係性についてをご紹介していきます。

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目次

1.家族は開業をどう考えているのか

開業するにあたって、これまでの医師と大きく違うのは「個人事業主」になり経営を考えながらクリニックで診察や治療を行います。

最初から軌道に乗せることは難しいこともあるので、最初は家族に辛い思いをさせることがあります。さらには、これまで経験のなかった経営についていちから学ぶ必要がありますし、医師として医療の勉強も続ける必要があります。

こうした厳しい状況を考え、家族に伝えることで賛成が得られるかが大きな問題なのです。

もし、仮に家族を説得することができない状況でいたとしたら「何も文句は言わせない、私の人生だ」と思い、承諾が得られないまま進めたとします。一番の理解者である家族を説得できない医師のあなたに、銀行や業者などと話し合いを重ね、無事にクリニックの開業にたどり着けるかといえば、かなり難しいとことが想像できます。

きちんと承諾を得ること

先述したように、家族だけでなく関わる人を説得できるようになるには、やはり家族からの説得に始まります。

何度も話し合いを重ねることになるかもしれませんが、説得するために様々なことを勉強していきます。その中で、自分でも不透明だったことが明確になり、どのうように対応したら良いのかを考えるようになります。

これは、この後銀行に提出する事業計画書を作成するにあたって、大きな財産となります。

まずは、家族と向き合い話し合うところから始めていきましょう。

2.開業前の関わり方について

では、実際にどんな関わり方を医師であるあなたは希望しているのでしょうか?パートナーに意見を求める前に、考えておきたいことがあります。

・自分に(自分だけにできること)

・任せたいこと

・アドバイスが欲しいこと

このように、あくまでもご自身が主体であることを忘れないでください。決めていくのはあなた自身です。その上で、できることできないことを精査して、パートナーにお願いできるのか話し合っていきましょう。

患者様目線での意見が聞ける

同じ医師であったり、医療従事者であるケースもありますが、医療とは関係ない仕事をしているパートナーもいます。

どちらであっても良いですが「主導権はあなたにあることを伝えている以上」決定権がないことは理解してくれています。

だからこそ、土地探しや建物のデザインなども意見が求めたいところです。一番求めるのは「患者様目線での意見」です。意外と分かっているようで分からないのが患者様目線での話です。誰よりも多くの患者様と接してきているでしょうが、診察以外のことはわかりづらいことがあります。

そのため、パートナーには自身の意見はもちろんですが、患者様の気持ちになって、患者様の目線での意見がほしいですね。

忙しい中でのサポートが求められる

ほとんどの医師の方が勤務として働きながらの開業の準備となります。そのため週末にしか時間が取れなかったり、急な呼び出して立ち会えなくなることもあります。

できる限り立会いや書類の作成には医師のあなたに関わって欲しいですが、土地や物件の候補を見に行く、設備の見学に行くなど、状況をカメラで撮影してもらい、パートナーに状況を説明してもらう程度なら、問題ないのではないでしょうか。

こうした場面は一回だけではありません。あらかじめどうやって話を進めて行くのかをパートナーと話し合って決めておくのも得策です。

3.開業後の関わり方について

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開業の関わり方として、大きく二つに分けることができます。

・現場で働いてもらう

・経営面のサポートをしてもらう

同じ医師であったり、医療従事者であれば同じクリニックの中で働くことも考えられます。また、医療とは関係ない仕事の場合、開業当時は現職を辞めて専従する必要はないかと思いますが、長くクリニック経営を続けて行く中で、どこまでサポートして欲しいかを考える必要があります。

現場で働く

これまでの経験を活かしてクリニックでも活躍して欲しいですね。
例えば、看護師であれば看護スタッフの統括を任せて、適材適所に配置してもらいたいです。また、医師と近い関係あるスタッフとして、働き方や悩みなどを聞いてサポートできるところまで担ってくれたら、職場が活気づいてスタッフ同士の統率も取れるようになります。

最初から多くを求めると、パートナーも苦しくなってしまうので、最初にやってほしいこと、いずれここまでできたら助かること、理想のクリニックに二人とスタッフで築いて行くことを話しておきましょう。

こうしたビジョンがあることでスタッフもパートナーも働きやすくなり、同じ志を持った同士でクリニック経営ができます。

経営面でのサポート

経営に関しては、お互いに分からないことだらけです。そんな中で全面的に任せるのは辛いものがあります。必ず税理士、会計士といった専門家に頼ることをお勧めします。そして、日常的に必要なこと、帳簿の作成の仕方などを教えてもらい、対応できる状況までに持っていきましょう。

経費や帳簿など、全てのことを税理士、会計士に依頼すると顧問料も多額になってしまいます。初期投資を返済していく中で、出費は少しでも抑えたいところです。

お互いに一緒に覚えるのが理想です。バランスシートの見方や経営状況が分かるまでに理解していくと、帳簿をつけるのも楽しいものになります。

4.スッタフからの印象

医師の家族と一緒に働くというのは、少し抵抗を感じる人も少なくありません。実際に辛い思いをしたスタッフもいることでしょう。

しかし、近年では経営難でもあり、パートナーをスタッフとして迎え入れることも少なくありません。

実際の様子を考えてみましょう。

若干やりづらさはある

やはり身内というのは、一緒に働きづらさを感じるようです。設備や備品の取り扱い、院内の掃除など、厳しい目線で言われることはあるようです。

しかし、そんな人ばかりではなく、関わりかとを心得ている方もいらっしゃいます。診察室で医師のサポートをするだけで、他はスタッフに任せる。積極的に院内の雰囲気作りをしてくれる方もいらっしゃいます。

あまり意見を言うと「反抗的」と思われがちですが、それを一緒に考えて改善していくような人になってもらえるように、医師からもお願いしましょう。

院内の様子に目を配る

いじめや嫌がらせなどは減ってきているとはいいますが、決して「0」ではありません。状況が分かるように院内で働くスタッフの様子をよく見ておきましょう。また、パートナーの嫉妬をかってしまうケースもなくはありません。

なれない環境でパートナーも不安なのかもしれません。そんな時にはゆっくりと話す時間を持ったり、今後の働き方についても話し合うのもいいですね。

お互い手探りをしながら、改善を繰り返しながら良いクリニックにしていきたいですね。

5.まとめ

パース

いかがですか?

クリニックでのパートナーの関わり方についてご紹介しました。

全く関わらないケースもあります。自分の実力を試したい人もいますし、帰る場所として自宅で待っててほしいという医師もいらっしゃいます。

捉え方はそれぞれですが「家族が賛成してくれている」というのは大きな力になるので、開業時にはきちんと話をしてくださいね。

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