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クリニックの5つの開業形態別のメリット・デメリットについて

クリニックの5つの開業形態別のメリット・デメリットについて

勤務医を経て、開業するパターンがほとんどですが、その開業形態に関しては様々なケースがあります。

すでに開業しているクリニックを継承する医師の方もいれば、資金調達をして土地探しから行う医師の方がいます。

実にさまざまなケースがあるので、分かりにくい医師の方もいることでしょう。
今回は、開業形態について、どんなタイプがあるのか?また、メリット・デメリットについてご紹介します。

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目次

開業形態とは

開業形態とは、1つには「クリニックを戸建にするか、テナントにするか」の違いです。開業する地域によって、土地・交通・環境が全く違うので、それに対応する形で開業するのが理想的です。

また、新規で開業するのか、事業継承として開業する(引き継ぐ)のかでも、状況は変わってきます。

新規の開業について

新規の開業とは、その名の通り、「まっさらな状態で開業すること」をいいます。
最近では、医師が一人で開業するケース以外にも、複数の医師で開業をするケースも増えています。

メリットとしては、医師自身が理想とするクリニックが建設できます。逆にデメリットとしては、理想の実現のために初期費用がかかります。

事業継承について

事業継承とは、既存する医院を引き継ぐことをいいます。
引き継ぐ医師は、現院長の子供(または親族)の場合と、全く関係ない第三者のいずれかになります。

こちらのメリットは、すでに建物も医療機器もあるので、初期費用を抑えることができます。

デメリットは、継承するにあたりトラブルになる可能性があることです。必ずしも準備が整った状態で継承できるわけではないので、誰が継ぐのかでトラブルになることがあります。

単独の戸建

開業といえば、戸建のというイメージがあります。土地を購入または、借りてからクリニックを建設します。

都心の場合は、土地が高騰しているため少なく、車移動をメインとする地域に多く存在しています。

あえて単独と付けた理由としては、戸建でもある条件のもと建設された戸建は、このあとご紹介する「医療モール」に該当するからです。

単独戸建のメリット

まっさらな状態から始めるため、医師自身が思い描くクリニックを建設できることです。院内の動線や配置、壁紙や設備などを決めることができます。

さらに、建物だけに限らず駐車場も確保できるので、診療圏内が広くなります。

また、これは地方の方に多い発想ですが、「戸建で開業する=ずっと、ここにいてくれる」という安心が心の中に生まれます。地域医療を目指す医師にとっては、戸建にすることで、住民と溶け込みやすくなります。

単独戸建のデメリット

戸建のデメリットは、やはり初期費用がかかることです。土地・建物・医療機器これらを準備しなくてはいけません。

また、地域によって異なりますが、開業に必要となる申請が必要となります。すぐに受理されれば開業に向けて作業が始められますが、なんらかのアクシデントで調査が必要となると、建設することができないため予定通り進められないケースもあります。

医療モール

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医療モールとは、主に単独戸建以外のクリニックを総称していいます。患者様の集患や利便性を考えると、この開業形態にもメリットがあります。

医療モールにもいろいろなタイプがあります。今回は、4つの開業形態をご紹介します。

医療ビレッジ

ビレッジはとは、計画的にクリニックを集中して建設させた形態をいいます。
基本的には戸建タイプのクリニックで作られています。

・医療ビレッジのメリット
戸建なので、設計に関してはご自身が希望するデザインにできます。さらには、駐車場を共同駐車場として使用できるので、広く確保することができます。

・医療ビレッジのデメリット
ある程度の広さがある、土地を用意する必要があります。ビレッジにて、開業してくれる医師を集めること。

医療ビル

ビル全てに個々の医療機関が対応しています。
「メディカルセンター」として、複数の診療科が揃うことが特徴です。

・医療ビルのメリット
医療に特化したビルであることから、エレベーターや廊下に手すりなどバリアフリー対策ができている。テナントの内装別に、適した診療科が用意されるので、設備投資にかける予算を抑えることができます。

・医療ビルのデメリット
テナントの内装は、すでに決まっているので、デザインの自由度は低くなります。また、階数などもあらかじめ決まっていることがあります。 

医療レジデンス

マンション1階部分を、テナントとしているところで開業する形態をいいます。

・医療レジデンスのメリット
上層階がマンションなどで、住民から認知してもらえる。マンションも入居者を確保するために、立地条件が整った場所にあることが多くなります。

・医療レジデンスのデメリット
医療ビルのテナントと違い、医療機関用に設備が整っていない。住宅地にある場合は、道順を伝える看板等が必要になる。

併設型

別の目的で建てられた建物内に開業する形態です。常に人の出入りがあるので、集客しやすいのが特徴です。

こちらは、2つの併設タイプがあります。

商業施設併設型

ショッピングモールなど、商業施設に併設します。
買い物など目的が別にあるので、眼科や歯科といった自分で歩いて通える診療科が適しています。また、人に紛れて通院できることがメリットとなるので、不妊治療や美容整形といった通院を知られたくない診療科にも適しています。

また、駐車場も必然的にあるので、用意する必要もありません。

しかし、併設する施設によって配置場所が異なるため、患者様に気づいてもらえない可能性があります。場所が分かるように広告が必要です。

オフィスビル併設型

ビジネスを目的とするビルに、一部フロアまたは、テナントとして開業します。こちらは、商業施設と違い、出入りする人間がある程度、決まっていることから内科や歯科が適しています。
慢性・急性いずれにも対応することで、口コミで広がります。

しかし、患者様のターゲットをビジネスマンとする場合、出勤前・昼休憩・退社後の3つの時間に集中することが考えられます。その場合は、診察時間の設けた方に工夫が必要になります。

まとめ

いかがですか?
開業する形態も実に様々であることがわかります。

どの形態も共通して言えることは、「患者様の都合に合わせる」ということです。クリニックを建てたから、患者様が来院されるという安易な考えでは、集患は非常に厳しいものになります。

ライバルとなるクリニックが近くに建設されたら、あっという間に患者様を取られてしまう可能性も否定できません。

そのためにも必要となるのが、集患できる状況を整えておくことです。
認知されやすく、駐車場があるなど、患者様に喜ばれる条件がすでに整っていることを強みになります。

どの形態が自分に合っているのか、考えてみてくださいね。

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