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集患できるクリニックになるリフォーム12選

集患できるクリニックになるリフォーム12選

クリニックの外観、内装は、その印象から決められがちです。

古く汚れていれば「ちゃんと診てもらえるのか不安」になり、新しく綺麗であれば「先生、スタッフともに良い人そう」こんなイメージ、なんとなく分かりますよね。

そんな時に考えたいのが、建物のリフォームです。

上記のようなイメージだけでなく、リフォームを考えるタイミングもあります。

今回は、リフォームする時に考えてほしいこと、リフォームのポイントをご紹介します。

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目次

リフォームを考えるタイミング

ただちくねんすが経過するだけでは、なかなかリフォームを考えません。また、外観のイメージが悪くても地域に根付いたクリニックなら、長年の功績だけで患者様は来院されます。

では、どんな時にリフォームを考えるのでしょうか?

クリニック継承

ご自身のお子さん、または第三者にクリニックを継承してもらう時です。

法人、クリニック名はそのままであったとしても、建物もそのまま渡すというわけにはいきません。

相手の理想を聞きながら、新しいイメージを作り上げていきます。

移転による建物購入

これまでの場所が狭くなったり、諸事情によって移転をすることがあります。

その際、土地を購入して新規に建て直すばかりではありません。既存の建物を購入してリフォームすることがあります。

内装によってはリノベーションとなることもあります。

自宅とクリニックの併用

最近では少なくなりましたが、自宅とクリニックを併用して建設するケースがあります。

・クリニック継承に合わせて引越しをしてくる

・同敷地内で行き来できるようにする

建設条件などはありますが、なんらかの理由で自宅とクリニックを併用するタイミングもリフォームのきっかけとなります。

リフォーム時に見直して欲しいこと

リフォームを機に、長年使い込まれた建物全体を見直してください。

ポイントとしては主に4つあります。

安全性

日常的に使用していることで、破損している部分はありませんか?

例えば、壁紙が破れいる、壁に穴が空いている、手すりが亀裂があるなど、よく見たら分かるけど、気づけなかった小さな傷があります。

院内、院外問わずに点検をして、リフォームと合わせて修繕も行えるように手配してください。

クリニックには、幅広い年代の人、体にハンディのある人など様々な人が来院されるので、ユニバーサルデザインを参考にしてリフォームされると、より良いですね。

機能性 

日本の建物は、耐震・耐久性など世界的にみてもレベルの高いものですが、長年使っていく中で経年劣化していくことは避けられません。

主に確認するところは、外壁・壁・天井などの亀裂、地盤や土台の状態です。塗装の剥がれは建物を守るためでもあるので、汚れなども落として再塗装したい部分でもあります。

日本の建物は建築基準法によって、厳しい基準をクリアしていますが、耐久性については鉄骨約34年です。木造の場合は約22年になります。

地震や災害に強い建物としてください。

快適性

患者様に快適に過ごしていただくのも、クリニックにとっては大切なことです。

・壁や廊下のキズや汚れ

・椅子や共有スペースの破損物

・院内の明るさ

目に見える不快さと異臭は、体調が悪くて来院される患者様にとっては辛いです。

また、受付のカウンターの高さや診察室までの動線など、来院される患者様にとって不便ではないかも快適性に繋がります。

個性

クリニックの理念に合う個性を出していくことが大切です。

・ロゴマーク

・内・外観の色

・理念に合う設備や備品を揃える

建物は、患者様が来院した時に入りやすさも大切です。

個性とは奇抜さとか目立つことを求める訳でなく、理念やビジョンを形にしていくことをいいます。

開業時から軸はブレてないかなの確認にもなります。

リフォームのポイント

クリニックサポート

点検したり、確認したりすることが多くありますが、クリニックの主要場所ごとにポイントをご紹介します。

待合室

院内に入って最初に入る待合室は、クリニックの印象にもなります。

そのため、少しでも明るく過ごしやすさを考えたいです。

例えば、天井を高くしたり、2階もあるなら吹き抜けにすると、広い空間を演出できます。それができない場合は、窓を大きくして明かりが差し込むようにしてください。

広さは、1日の集患数に合わせて決めてください。

受付

受付カンターは、高さによって印象が違います。身長160cmぐらいを基準にして胸より少し低いぐらいいいです。診察券の受け取り、会計時にカバンが置ける棚やサイドテーブルがあると、患者様にも喜ばれます。

また、院内で取り扱う書類やデータは、患者様のプライバシーに関わるので見えないように、また書類が散らからないように、机や棚が用意できると事務員の働きやすさにもなります。

廊下

廊下の幅は100cm以上確保することができたら、人がすれ違うにも車椅子やストレッチャーで通る方にも、不安なく通ることができます。

また、壁に手すりをつけることで、歩行に不安を感じる患者様も安心して歩くことができます。

また、院内の案内板をつけたり、動線の誘導となるラインを引くなど、院内の移動がスムーズにできる工夫を取り入れたいですね。

トイレ

クリニックトイレは、下記であることが理想です。

・患者様用とスタッフ用は分ける

・男女で分ける

この二つに関しては、これからのクリニック経営においては鉄則とも言えます。

また、内視鏡検査や手術などを院内で行う診療科の場合には、さらに別に設けることをオススメします。検査などの前は他の人と顔を合わせなくないでしょうし、自分のペースで使用してもらえることで、検査なども時間通り始めることができます。

レントゲン室

放射線の漏えい防止となるように、様々な規定があるので建築士だけでなく業者も交えて打ち合わせをしてください。

それによって、必要なスペース、扉や内装など基準をクリアできるように設計していきましょう。

現在では、カルテも電子カルテが主流になっていますので、パソコンに取り込めるようにするのも便利です。

手術室

クリニックでできる手術も増えてきています。行う手術にもよりますが、スペースとしては比較的狭くても大丈夫です。

ただし、院内のどこよりも衛生面に注意が必要となります。防塵性やウイルスや細菌など、細部までこだわる必要があります。

また、手術室自体は狭くても問題ありませんが、準備室、着替え者消毒をする前室といった場所が必要になるので、こちらを忘れないようにしてください。

院長室・スタッフルーム

働く環境の良さが最高のパフォーマンスとなり、仕事の効率を上げますし、患者様にも優しく接することができます。

院長室は応接室と併用したり、スタッフルームはナースシューズを脱いで足が伸ばせる空間だとリフレッシュできます。

外観・アプローチ

外観の印象は、患者様以外の通行人の目にも止まります。いずれは体調不良で来院することも考えられるので、「頼れそうだな、安心して通院できそう」と思ってもらえるような外観にしたいです。

看板の位置を変えるだけでも印象は変わります。

また、アプローチは入りやすさを重視したデザインにすることで、車椅子、付き添いで並んでも入りやすくなります。

足元は濡れても滑らないように工夫も忘れないでくださいね。

リフォームして集患につなげる

リフォームが始まると、通院してくださる患者様にはご迷惑をおかけしますが「どんな風に変わるんだろう」という期待感が生まれます。

それは、クリニックの外を歩く通行人の方にも同じことがいえます。

新しい治療、医師の増加、快適さは口コミで集患にも繋がります。また、体調の悪い時に行ってみようという選択肢にも入りやすくなります。

ぜひ、良い形でリフォームができるように、業者選びや設計などにも積極的に参加してみてください。

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