診察時間がどの医療機関にも掲示されています。
概ね、診察時間表示の前後三十分が勤務時間になります。三十分前に出勤して院内・駐車場 の掃除、予約患者様のカルテを準備、ワクチン接種の準備、朝礼……等、患者様の受け入れ 準備をします。
診察が終了してからの三十分の間に、午後の準備、明日の準備、会計集計、終 礼……等を行います。医療機関は診療科目によって患者様の数が季節ごとにかなり違います。
内科の場合
冬のインフルエンザ流行の時期には患者様が駐車場一杯にあふれいつ患者様が途切れるのかわかりません。
十九時が受付終了時間なのに二十時になっても待合室にたくさ んの患者様が待っている……
今日の終了は二十一時かな~? なんていう日がしばしばあります。
また、九月ぐらいになりますとインフルエンザの予防接種が始まります。ワクチン接種は 基本患者様がいる時間とは別の時間帯で接種するように保健所から指導されています。
診察時 間外を接種時間と定めている診療所が多いので、接種の日は診療時間前、または診察終了後か開始になります。
耳鼻科の場合
春が近づくと夏場の二~三倍の患者様が来院されます。花粉症のシーズン
になりますと、昼休みもほとんど取れず午前診療が終わらず、そのまま午後診療に突入すると いうことも稀に発生します。
シーズンによって、特に主婦の医療事務の方は働き方を考える必要があります。
昼休みは基 本診療所内に留まる必要がないので、自由に外で休憩を取ったり、自宅に戻って家事をしたりすることが可能です。
診療所によっては、昼の休憩時間は院外に出てくださいというルールが ある所もありますので、面接前に確認しましょう。勤務地が遠いとその医療機関での勤務が難しくなることが考えられます。